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縁の間 ENISHI-NO-MA

埼玉の自然の中にある

リトリートハウスの各お部屋をご紹介していきます。

本日ご紹介するのは

和室が3部屋続いた縁の間。


和室 縁の間

chiko

この部屋はこの家で一番古い部分。

昔、火事があった時も焼けずに残った母屋の部分です。

だからこそ古い。気持ちよく客間として使えるよう明るい雰囲気にしようと思い壁を塗り直すことにしました。



私たち家族の希望は

  1. 明るい雰囲気にしたい

  2. でも、伝統的な日本家屋ならではの良さは残したい

  3. みんなでわいわいできる和室

  4. 時には瞑想ができるくらい静かな和室


ビフォー

before






畳みも古くなってたわんでいる箇所がありました。

壁は砂壁。こちらも古くなり砂がポロポロ。

そして、なんと天井は雨漏りの跡が(泣)。

荷物は全部よけて

何もない状態にしていたのですが

床壁天井にメンテナンスが必要な状態でした。

コンセプト:縁の間 ENISHI-NO-MA

キーワード

和、原点回帰、自分とつながる、

感じる、ゆとり

本来の自分に戻って

ゆるゆると過ごせるお部屋。

みんなで川の字に寝て、夜通しおしゃべりするお部屋。

時には瞑想して静かな時間を過ごす部屋。

こんなイメージでプランしました。


アフター
after

和室は何もなくても佇まいが美しい。

陰翳礼讃の世界です。

天井と畳は自分たちではどうにもできないので

職人さんに依頼して新しくしました。

襖紙も全部新しくしてもらいました。

天井

さすが職人さん。 丁寧で早く、美しかったです。

襖紙を選んだり、畳みの縁を選ぶの楽しかった。

壁は自分たちで塗り直しました。

ポロポロ落ちてくる砂壁から

真珠色の漆喰壁へ。

これが、予想以上に大変でした。

途中で心が折れそうになりながら

なんとか完成!

壁を塗る

途方もないDIY。

とても大変だったけれど、乾いて真珠色になった壁を見て感動でした。

真珠色の漆喰壁には調湿作用があり、壁も呼吸しています。

泊まる方に静寂な空気を楽しんでもらえるといいな。

壁完成

これは先ほどとは逆側から見た様子。

文机の上には流川香と呼ばれる

お香の煙が下に流れる不思議な香炉も用意しています。

お香の香りでの瞑想もお勧めの過ごし方。

和室はシンプルに文机と行燈だけ置いてあります。

夜になったらオフントンを敷いて

4名までが泊まれるゲストルーム。

縁の間が出来上がってから

数年ぶりに家族4人で川の字になって眠りました。

なんか新鮮だった。

床壁天井を変えるだけでもう

別の部屋というくらい変わります。

今後はこちらに東京ハウスでは出せない

7段のお雛様を出そうと計画中。

リトリートハウスの全容はこちらからご覧いただけます


 
島村知子

島村知子 インテリアコーディネーター

打合せでじっくりと話を聞くスタイルで、あたたかな空間デザインを提案。インテリアを賢く使って、部屋が心地よく整う。​​私と家族の幸せな時間が増えるインテリアコーディネート、インテリア講座を開催中。

 


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