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家具を置かない和室

2022年6月15日
読了時間: 3分

更新日:8月17日

インテリアコーディネーター島村知子のセカンドハウスである、リトリートハウスのお部屋をご紹介します。この記事でご紹介するのは、母屋だった3部屋続きの和室。



何も置かない和室


以前の部屋は

元々は夫の実家でした。そこをセカンドハウスとして使うために、必要以上のリフォームはせず、模様替えで使いやすくします。この部屋はこの家で一番古い部分昔、火事があった時も焼けずに残った母屋です。壁は昔ながらの土壁でした。古くなり壁からぽろぽろと砂が落ちてくるように。気持ちよく客間として使えるよう明るい雰囲気にしようと思い壁を塗り直すことにしました。天井も雨漏りで修理が必要な状態でした。



土壁だった和室

理想の暮らしは

  1. 明るい雰囲気にしたい

  2. でも、伝統的な日本家屋ならではの良さは残したい

  3. みんなでわいわいできる和室

  4. 時には瞑想ができるくらい静かな和室

本来の自分に戻って、ゆるゆると過ごせるお部屋。

みんなで川の字に寝て、夜通しおしゃべりするお部屋。

時には瞑想して静かな時間を過ごす部屋。

こんなイメージでプランしました。



何も置かない和室

和室は何もなくても佇まいが美しい。

使う時に布団を敷く、ちゃぶ台を出すなど臨機応変に使えるのが和室の魅力です。

家具は最小限に、フロアランプを1つと文机を1つだけにしました。


縁側があるので、光の入り方が美しいお部屋でもあります。

緑の影が障子を通して入ってくるのです。

光が直接当たらない暗がりや陰影の中にこそ、日本的で奥深い美しさや趣がある陰翳礼讃の和室にしたいと思いました。


家具を置かない和室


家具は最小限にし、客間として布団を最大4枚引けるようにしました。

友達家族が来ても、娘の友達が数人きてもゆったりと過ごせます。

気持ちにも余白が生まれる静を感じる和室になりました。



真珠色の漆喰壁


元の砂壁は深い緑色の落ち着いた色味。経年変化と共に暗い印象になっていました。

客間にもなるので、襖を張り替えて、壁を塗り替えることにしました。

壁には真珠色の漆喰を。漆喰には調湿作用があり、清々しい空気を作ってくれます。

襖紙も真っ白に明るい色味に華やかな模様が入った物を選びました。

文机の上には流川香と呼ばれる、お香の煙が下に流れる不思議な香炉も用意しています。

お香の香りでの瞑想するのもおすすめの過ごし方。


4畳、6畳、6畳が一続きになった、16畳の和室です。

春になると東京の小さな家では出せない7段の雛人形を出して、リトリートな時間を過ごすお部屋となりました。



他のお部屋はこちらからご覧ください


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