ホテルライクなシノワズリの部屋
更新日:8月17日
インテリアコーディネーター島村知子のセカンドハウスである、リトリートハウスのお部屋をご紹介します。この記事でご紹介するのは、主寝室。

以前の部屋は
元々は夫の実家でした。そこをセカンドハウスとして使うために、必要以上のリフォームはせず、模様替えで使いやすくします。この部屋は主寝室。
ドアを入って右側に仏間があり、L字型、10畳ほどの部屋です。

理想の暮らしは
セカンドハウスなので自宅とは違うクラス感がほしい
非日常を過ごすホテルライクなイメージで
リラックスできるリゾート感覚の部屋にしたい
コンセプトはシノワズリ
「非日常」「ホテルライク」「リゾート」という理想の暮らしを叶えるために、コンセプトに選んだのがシノワズリです。シノワズリとは、西洋人が憧れた東洋の様式です。
私たちが西洋に憧れるように、ヨーロッパの人にとって
未知の東洋をイメージしてデザインされたのがシノワズリ。
Chinoiserie(シノワズリ)はフランス語で「中国趣味」のこと。
今では、17世紀中ごろヨーロッパ貴族や富裕層の間で流行した家具、陶磁器や壁紙などに使われた中国風デザインの総称として使われています。中国本来のデザインではなく、ヨーロッパの人たちがイメージした東洋の神秘的な国をイメージしたデザインなのです。
ココ・シャネルが愛したことでも知られています。
凛とした高級感ある空気を生み出すスタイルです。
ホテルライクを作るコツ
ホテルライクにするにはいくつかコツがあります。
このお部屋はそれを踏まえてコーディネートしました。
生活感をなくす
無駄な物がなく、生活感がないとホテルライクな空間になります。
この部屋にはベッドとナイトテーブルのみを置くことにし、必要な物はナイトテーブルの収納とクローゼットに入れることにしました。
高級感を出す
シンプルで生活感がないことも大事なのですが、それだけではホテルライクにはなりません。重厚感を感じるインテリアにすることで、非日常な高級感を出すことができます。
高級感を出すコツは深みのある色遣いと、シンメトリーなレイアウト、そしてデコラティブピロー。
ホテルの枕元にクッションがたくさんあるのを見たことはないでしょうか。
これはデコラティブピローと呼ばれる装飾用クッションです。
ホテルのベッドは寝る以外にも、座って本を読んだり、テレビを見たりする時にも使われます。クッションを背もたれとして使うのです。だから枕元に枕にプラスして、クッションを並べるとホテルライクな空間になります。
今回はそのクッションを深みのある色にして、高級感を感じるアイテムにしました。
鳥はシノワズリにおいて、幸福や楽園を象徴するモチーフです。

カーテンにも深みのあるグリーンを選びました。
反対色である赤いタッセルを指し色に入れています。
貴族が愛したシノワズリでは翡翠の硬玉などがよく使われています。今回はイミテーションの玉が入ったタッセルを使っています。

ベッドサイトの両サイドにナイトテーブルを置き、シンメトリーな配置にしました。
シンメトリーとは左右対称のことで、均整の取れた美しさは見る人に安定感や安心感をもたらす効果があると言われています。シンメトリーは海外のホテルでも多く取り入れられており、簡単な工夫でホテルライクの美しい空間を実現できます。

天井照明だけにしない
照明を立体的に使うのもホテルライクを作るコツです。天井以外にも照明があることで、お部屋に立体感が生まれます。
またリラックスしたい時には天井の灯りを消して、手元の灯りだけにすると落ち着いた空間になります。ナイトテーブルの上にシンメトリーにランプを2つ置きました。こうすることで、寝る前はベッドサイドの灯りでリラックスできます。
寝る前に、スマートフォンを手放して、ゆったりと本を読む時間が作れ、リトリートハウスらしい過ごし方ができています。
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