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実家暮らし、親の目があり気が休まらない部屋

本日、ご紹介するのは、ご実家暮らしの50代女性のインテリアコーディネートです。

都内葛飾区 戸建て住宅

Mさま邸 ご両親と3人暮らし



女性

子どもの頃からずっと住んでいる実家の2階。自分の部屋なのに、両親のタンスが置いてあり勝手に部屋に出入りがあるのが嫌。

家にいても気が休まらないのをどうにか変えたい。正直なところ母がストレスで仕事の疲れも取れない。


Mさまのご希望は

  1. 実家にいても安らげる場所がほしい

  2. 自分だけの居場所がほしい

  3. 誰にも邪魔されない場所を作ってほしい


ビフォー

今回は、ご実家のご両親の手前、ご実家には伺わず、写真と図面からプランしました。

Mさんの個室の中に、ご両親のタンスがあり部屋の中に自由にご両親がでいりするのが日常です。

部屋の奥にある収納の中にもご両親の物があり、日常的にMさんのお部屋に出入りがあるとのことでした。


コンセプト:私は私の世界の女王様

キーワード

大人、女性らしさ、温かさ

シンプル、実用、クラス感

きちんと感、くつろぎ感、知性

お話を聞いていくと、アンティークがお好きだったり、塗香(ずこう)と呼ばれる香木や漢薬などを細かなパウダー状にして練り込みお香を作る趣味がおありだったりとゆっくりお部屋で過ごしたいご希望がおありでした。

イメージしたのは

落ち着いた大人女性のインテリア。

インテリア

今回のキモになるのは

「ご両親のタンスをどうするのか」

ご両親のタンスが部屋の奥に点在していました。

当然、物を取り出すには、部屋の奥まで入ってこないと取れないわけで・・・

親が「ガチャっ」とドアを開けて入ってくるかもしれない。

そう思うと、落ち着かないですよね。

「タンスを他の場所に移動できますか?」と確認したところ、他に移動はできない。

ご両親が移動を反対されているとのことでしたので、お部屋の中には置くことに。

と、いうわけで

ゾーニングで解決することにしました。

部屋の奥に点在していた、ご両親のタンスを全部手前に集めます。

間取り図

ご両親の物と

Mさんの物を分けて自分だけの空間を作ることで

プライベート空間を作りました。

ご両親のタンスは部屋の入口側に集めて

入り口付近までをご両親も兼用の場とし、

奥はMさんだけのスペースになるように配置換えしていきます。


アフター
アフター

わかりますかね?

ご両親のタンスとMさんのスペースとの間に

ロールスクリーンで間仕切りを。

大きな窓が2面にある

9畳の広いお部屋です。

ドア付近は

ご両親のスペースでもあるのですが

ドアを開けて左側はMさんだけのスペース。


アフター

正面にはパッと目を引くアートを。

ここがフォーカルポイントとなって、視線を集めます。

だからこそ、

気分が上がるコーナーを。

アフター

ベッドも今までと向きを変えてもらい

ゆったり眠れるホテルライクな配置に変更しました。

デスクコーナー

ベッドからドア方向はこんな風に見えています。

左側にタンス。

その横にはパソコンデスク。

ここでくつろぎながら大好きなお香を練ったり

ZOOMしたり。

ZOOMをすると

後ろのフォーカルポイントが画面越しに

写り込んでくるのでオンラインの印象も◎。

そこも計算しましたよ。

ここにもゾーニングがしっかり設定されていて

デスク周りのアクティブコーナー

ベッド周りのくつろぎコーナー

収納コーナーにわかれています。

今回は新しい家具は買わず

模様替えメインでおうちコンサルしました。

お同じ間取りのはずなのに

印象が全然違う!とびっくりされていました。

「自分では絶対に思いつかない方法で

解決してもらい、家族の目も気にならなくなりました。

新しく趣味も始めて、自分に自信がついた気がします。」

とうれしいお言葉をいただきました。

これからも

自分だけのスペースで

心地よい時間を過ごしてくださいね♪

インテリアコーディネーター島村知子が あなたとご家族のためだけにコーディネートします インテリアコーディネート





 

島村知子 インテリアコーディネーター

打合せでじっくりと話を聞くスタイルで、あたたかな空間デザインを提案。インテリアを賢く使って、部屋が心地よく整う。​​私と家族の幸せな時間が増えるインテリアコーディネート、インテリア講座を開催中。


 

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