オフィスのスタッフさんから
「出版社からレターパックが届いています」と連絡がありました。
出版社?何だろう?
と思いながら、オフィスに行くと
届いていたのは1冊の本!

初めて本をご恵贈いただきました。ありがとうございます。
この本とのご縁はブログへのコメントからでした。
インテリアには配色の黄金比があります。
すごくざっくりと言うと配色の黄金比は
70:25:5
そこにご質問をいただいたのです。
「イギリスの文献では60:30:10なのだけれど、この違いはなぜですか?」と。
ご質問をくれたのが
この本の作者テート小畠利子さんでした。
どんな本?
英国在住歴30年のイメージコンサルタント テートさんが書いた
着心地のいい服を着るように、居心地のいい部屋で暮らすための1冊です。
写真がたくさん掲載されたフルカラーの本で
映画で見るような素敵な壁紙、アンティーク家具、こだわりのある置き物。
英国のお部屋の素敵が詰まっていました。
それを日本の住宅でも、賃貸住宅でも取り入れられる工夫が載っています。
・陶器でできた傘立てで、玄関にアクセント
・居間はフォーカルポイントを決めて60:30:10で配置
・使わないミシンやラジオ、電話機は「見せる小物」にアレンジ
・ティーカップやポットはしまわずに、並べて飾る
・ディスカウントショップに通い、『運命の家具』を狙う

英国流インテリアとは
私もイギリスのインテリアは大好きです。
ドラマ「ダウントンアビー」に出てくるような貴族の家から
インテリア好きには有名な映画「SHERLOCK」
アメリカとイギリスのインテリアの対比が面白い「ホリデー」。
どの時代でも、どの映画やドラマでも
私が英国の住まいに感じるのはホームリーな空気。
ホームリーとは温かみのある家庭的な感じ。

古いものだから、価値がある
テートさんも本の中で書いていらっしゃいましたが
イギリスには「古いものだから、価値がある」という考え方があります。
築100年以上の家もごく普通に売っているし
アンティークショップやチャリティショップもあり
その考え方のもと、DIY好きなイギリス人は
自分らしい形に変えて長く愛用していくのです。
自分に似合う住まいの作り方
この本はそんなすでにある価値あるものを
自分に似合う住まいに変えていく方法が書かれています。
・自分の好みを知る方法
・まずは3つの部屋で自分らしさを表現する
新しく物を買わなくても、すぐにできる小さな工夫。
英国の自宅を拝見!実例が6つも載っていました。
一般的な工夫だけじゃなくて
あなたがあなたらしい暮らしを作るための内容で
インテリアコーディネーターが伝えるインテリアとは
また違った切り口で面白かったです。

心地いい家とは
私が思う心地いい家は
機能的であること、だけでなく
そこに自分らしさがしっかりと入っていること。
1人の時間も、みんなとの時間も豊かに過ごせることだと思っています。
そんな「自分に似合う」住まいの作り方がわかる本でした。
イギリスのあたたかみのある空気が好きなので何度も読みたい。
今回、ブログで配色の黄金比についてちょっとお答えしただけなのですが
本の巻末に謝辞として私の名前も入れてくださいました。
あの時の何気ないやりとりが
こんな形で本になると思ってもみなかったので、とてもうれしく思います。
私と同じように
古いから価値あるものを大切にしたい方
上質な物を少しだけ持つ暮らしをしたい方
あたたかみのある空間で自分らしく過ごしたい方におすすめの1冊です。
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島村知子 インテリアコーディネーター
人生を変える方法は3つしかない。時間の使い方を変えること。今いる空間を変えること。付き合う仲間を変えること。時間と空間をデザインし、一番身近な仲間である家族関係まで変えていく異色のインテリアコーディネーター。 共働き女性の理想の暮らしと働き方をサポートしています。
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