義両親から譲り受けた
田舎の大きな一軒家。
この数日、何をしていたかと言うと
ひたすら実家のお片付け。
私たち、義両親から
大きな田舎の一軒家を引き継ぎました。
実家のお片づけは
お困りの方も多く
ご相談も毎回のように受けるので
私たち家族が実家と
どう付き合っていくことにしたのか、
どう片付けていくのか
実録でお届けしていこうと思います。
いや、もうね
正直なところ実家のことを
負債じゃないの?
と思っていた時期がありました。
東京に家を買って住んでいて
ずっとそこに住むつもり。
だから実家をもらっても、、、
困る、持て余す。
管理するのも大変そうだし
維持費もかかるし。
大変しかないんちゃうん?
と思っていました。
この家ちょっと特殊でして、、、
広告代理店を営んでいた義両親。
事務所付きの家です。
従業員の方もいたので、給湯室やトイレも別。
そしておばあちゃんが
お唄と踊りの先生もしていました。
これもおうちでお教室。
リビングにヨガ教室みたいな大きな鏡があります。
そしてお義父さんが趣味で
人形劇をやっていたので
人形劇仲間が集う家でもありました。
30人くらいがしょっちゅう集まる家。
昔は奈落まである舞台があったらしい。
大皿や食器の数が凄まじい。
そして物置を兼ねた地下室が2つ。
「住む」に加えて
「教える」「働く」「集まる」
場でもありました。
人が集まる家だったのでとても広い。
そして物がてんこ盛りにあります。
ここはリビングだからまだいいのですが
各個室に凄まじい量の物があります。
人形劇の人形なんかどうしたらいいの???
さて、引き継いだものの
どうしたもんか、、、
維持費がかさむ上に
4年間誰も住んでいなかったから
スリッパがないと歩けないし
歩くと蜘蛛の巣に引っかかるし
座る場所もない。
今は正直なところ、汚い。
このままだと資産どころか
負債になってしまう。
でも、一方で
旦那さんが育った家でもあります。
2階からの景色
山の中にある家なので
窓からの眺めは緑に溢れています。
朝は鳥の声で目覚めます。
夕方にはひぐらしの声。
空気も気持ちいい。
田舎だから
東京ではほとんどできなくなった
花火もできます。
夜、家の前で花火
庭がとても広いので
バーベキューもできる。
裏山は竹林なので
5月にはたけのこ狩りもできる。
広いからお友達呼んで遊べそう。
ゆとりを持っても12人くらい寝れそうだから
3.4家族でも集まれそう。
先日、友達家族と行った、
一棟貸しのホテルがすごく良かったんです。
4家族でごはん! こんな楽しい体験がこの家で
もっと気軽にできるかも。
海外ツアーは今年はできそうにないし
ちょうどお客さん達と合宿したり
できる場所があるといいなぁと
思っていたところ。
ん?
負債と思っていたけれど
いい場所になるんじゃない?
家族でも過ごせる
友達やお客さんとも
過ごせる場所になるんじゃない?
スイッチが入った瞬間
妄想がむくむくと湧いてきました。
そしたら8LDKのこの家を
物を減らしてホテルみたいにしようとか
管理しやすいようにシンプルな作りにしようとか
アイディアが出てくる、出てくる。
負債から
一気に可能性がたくさんある家に変わりました。
ゆくゆくは人を呼べる家になるといいけれど
まずは自分たちが使えるように
実家の片付けから始めます。
つづく・・・
島村知子 インテリアコーディネーター
打合せでじっくりと話を聞くスタイルで、あたたかな空間デザインを提案。インテリアを賢く使って、部屋が心地よく整う。私と家族の幸せな時間が増えるインテリアコーディネート、インテリア講座を開催中。
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