今日は賃貸の気になるがびょうの話。
賃貸に住んでいると
家を出る時、原状回復が必要になるので、どこまでやっていいのか、気になりますよね。
おうちコンサルでは
家具やカーテンだけではなく
部屋全体のインテリアを全て
要は、その人の世界観を丸ごと
インテリアに反映させていきます。
壁にかけるミラーや
その位置も含めてコーディネートします。
先日も壁に
直径86cmの大きな円形ミラーを
ご提案しました。
存在感があって、縁がブラスという真鍮のゴールドなので品がある鏡。
そこでお客さまが心配されたのは
賃貸なんですが、こんな大きな鏡をどうやって取り付けますか?
こんな大きな鏡、
釘を打つわけにもいかないし
穴が開いても嫌だし
退去時にプラスのお支払いもしたくないですよね。
安心してください。
賃貸でもがびょう程度の穴なら大丈夫なんです。
一昔前は賃貸での
原状回復って何をどこまで
という詳細が決まっていませんでした。
だから退去時にオーナーさんと
揉め事になるケースも
今より多かったので
ガイドラインができました。
それは原状回復には
「何月の変化によって劣化した」
「普通に使用していて傷んだ」
と考えられるものは含まれないのです。
年月の変化、というのは
例えば
壁紙が日焼けで色褪せた場合。
これは住んでいる人が
故意に傷つけたわけではないので
そのままでオッケーです。
じゃぁ、がびょうは?
故意に刺したけど、、、?
これもオッケー。
普通に使用して傷んだに含まれます。
壁に刺したがびょうやピンの穴程度であれば
普通の住まい方、使い方によって
発生したものと考えられます。
カレンダーをがびょうで
壁に留めたりするのは
普通の暮らしなので
問題ないということですね。
で、
大きなミラーをどうやって
壁に留めるのかですが、
ピンを使います。
まずはミラーの重さを調べます。
今回ご提案した大きなミラーは
5.9kg。
大きいので
結構重たいですね。
重さは鏡自体の大きさと
フレームのデザインで決まります。
物によって全然違うので
必ず確認します。
今回は7kgまで耐えられるフックを使いました。
これは小さながびょうほどの穴で7kgまで支えてくれます。
鏡の裏側は
引っ掛けられるようになっていますので
これをフックにかけます。
がびょうサイズの穴で
大きなミラーも支えられますので
賃貸でも大丈夫。
持ち家でも壁に大きな穴はあけたくない。
そんな場合にもこちらは
とってもおすすめです。
わが家でも
大きな姿見を掛けるのに使っています。
こんな心配ごとにも
一つ一つお答えしていく
おうちコンサルです。
島村知子 インテリアコーディネーター
打合せでじっくりと話を聞くスタイルで、あたたかな空間デザインを提案。インテリアを賢く使って、部屋が心地よく整う。私と家族の幸せな時間が増えるインテリアコーディネート、インテリア講座を開催中。
Comments