毎年、個展に行っている
ろうけつ染めアーティストの
片山穣さんの開催中の個展
「ever where」に行ってきました。
*ろうけつ染めとは
模様部分を蝋で染まらないようにし、染色する伝統的な染色法。
奈良時代からあるそうで着物の染めなどにも使われています。
穣さんはそれをアート作品にしている稀有な作家さん。
いつか、どこかで
なんか予感を感じるタイトル。
穣さんが在廊中に行ったので
制作時のお話や
作品に込めた思いなどなど
たくさん聞けました。
毎年、行っているので
穣さんの作風の変化も見れて面白い。
今までは動物や人物もあったのですが
今年は風景画が中心。
今年も、友人やお客様
家族とと3回行ったのですが(笑)
買おうと悩んでいる
お客様のおうちを思い浮かべながら
私が瞬時に思ったのは
1,サイズが合うか
2,カラーは合うか
3,モチーフはふさわしいか
お部屋にアートを選ぶ時
この3つの視点から考えています。
壁面に対して、サイズが大きすぎても
圧迫感が出てお部屋が狭く感じるし
小さすぎると貧相な感じになって物足りない。
寂しい空気を生んでしまいます。
あとは
どう飾るのか、
どの高さに飾るのか。
壁にかける意外にも
スツールや棚の上に立てかける
床に立てかけるディスプレイも素敵なんです。
賃貸でもこれなら遠慮なく
アートを堪能できる。
こちらの作品。
タンポポっぽく下に飾ってあって
素敵でした。
ろうけつ染めならではの
キャンバスのフチまである色も楽しめる。
インテリア的に考えると
お部屋全体とどう調和するのか
なのですが・・・
穣さんとお話していて
もう一つの楽しみを発見!
穣さんの作品は「chill」をテーマに作られています。
チルは
リラクッスする、くつろぐ、まったりする
遊びに行く、みたいな意味。
見ているだけで
ほわんと自分に戻れるような
自分との対話をゆるっと過ごせる絵。
穣さん自身も
私の作品は、現実逃避して孤りに還ることができ、 自分自身と向き合いクールダウンするための 装置としての役割を持っています。 作品を通して、些細な景色の中にある、 個々人が持つ普遍的な開放感と、 心に潮が満ちるような感覚を呼び起こし、 ストレスからの解放をもたらす事を意図しています。
っておっしゃっていました。
でね、風景画の話をしていて
「なんか一人で見ているような景色ですね」
って、思いまして
穣さんに、聞いてみました。
そしたら、
人って 動物や人、生き物がそこにいると 中の人に 自分を投影しがち でも、それが風景だと その景色を見ている自分との対話する時間になる
と。
そんな時間を過ごしてほしくて
今回は景色が多いんですって。
確かに見てる間
その景色を眺めている自分と対話する時間がそこにありました。
こんな絵が一人でぼーっとできるお部屋にあったら
チルな時間が過ごせるだろうな。
朝起きて、この絵が目に入ったら
何を思うかな?
リビングの一角にこの絵があれば
それを見た時、何を感じるかな。
自分と対話するツール
こんな視点で絵を選んでみるのも面白いなと。
寝室など
プライベート空間には
サイズも、色も関係ない
自分のお気に入りを入れるのも
素敵ですよね。
自分だけの
感じる時間を持てます。
わがやにも穣さんの作品がいくつかあるのですが
このオオカミさんに見つめられると
オオカミさんに話しかけられている気分になります。
個展の作品の中では
個人的には画廊の奥にあった
大きな大きなこの絵が好き。
雨の中のニューヨークみたいな
日本じゃないどこか。
カッコいいカフェや
ホテルのロビーラウンジにも
似合いそうな非日常に連れて行ってくれる絵。
遠くから見ると雨の水の感じがあるのですが
近くで見るとスーラみたいな点描画で
ドットが見えて、また全然違う印象なんです。
一番奥の作品ね。
これは去年の個展にて
【インテリアのプロが選ぶ】
お部屋をおしゃれにするアートの選び方4選は
この4つ
1,サイズが合うか
2,カラーは合うか
3,モチーフはふさわしいか
4,どこにどう飾るのか
それだけじゃなくて
上の4つなんて関係なく
好きで好きでたまらない絵を
中心にインテリアを作ってみるのも
おすすめです。
アートの楽しみ方って
ただ美しい物を眺めるだけじゃないと思うので
「感じる」時間をアートで作るのもおすすめ。
部屋の心地よさを作る
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家族の絆が深まるインテリアをテーマに、打合せでじっくりと話を聞くスタイルで、あたたかな空間デザインを提案。理想の暮らしを叶えるためにインテリアを賢く使う心理学を活用したプランを行う。延べ2000世帯の家族の幸せな暮らしを作る。インテリアコーディネート、インテリア講座を開催中。
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